★ 二酸化窒素をつくる実験
酸性雨の原因となっている窒素酸化物をつくってみました。
二酸化窒素は硝酸に銅を反応させることによって生成します。
(実験は2002年岩手県総合教育センター長期研修生の時に、センター化学実験室にて行いました。)
硝酸と二股試験管を用意します。二股試験管の一方には銅、一方には硝酸を入れます。
硝酸を銅の方に流しいれると、ものすごい反応をします。緑色に変色して、茶色い気体が出てきます。
茶色い気体が二酸化窒素です。空気より重いので下方置換で気体を集めます。
気体を試験管に集めます。安全のために手袋をします。また、健康に害がある気体なので、取り扱いに十分注意します。(換気を十分に行います。)
二酸化窒素は水と反応して硝酸になります。これが雨の中に含まれると酸性雨となるのです。
試験管の中に二酸化窒素を充満させてゴム詮をします。水槽の中の水に入れて・・・
ゴム詮をとると、試験管の中の二酸化窒素はあっという間に水に溶けてしまいます。茶色い気体は溶けてしまったため透明になり、試験管の中の水面も上昇しています。
本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。
リンクはフリーですが、連絡いただければありがたいです。
ホームページに関するお問い合わせは、
E-Mail:miura-h@nnet.ne.jp